外壁の塗装とリフォーム時期の目安について
新築だった家も年月を重ねると、当然ながらいろいろな部分が劣化するため定期的なリフォームやメンテナンスが必要になります。
特に劣化が激しいのが、一年中ずっと雨・風・日光にさらされている「外壁」です。
外壁を塗装する必要があるのは建ててから何年くらい?
一般的には家のリフォームを行う目安はだいたい8年以降です。
外壁の劣化が激しい時はもっと早めに塗装を行うご家庭もあります。
外壁の場合、家を建ててから7年くらいだったとしても、環境によっては塗装が剥がれてしまうケースがあります。
外壁を塗装する理由
外壁塗装の大きな目的は『保護』と『美観』です。
塗装が十分に機能していれば、家を美しく保ちながら保護することができます。
この塗装が剥がれると、剥がれた部分から水分が浸透してきます。
また「ひび割れ」にも注意が必要です。
小さなひび割れなら問題ないですが大きなひび割れだと家の構造に影響します。
家は経年劣化だけでなく地震でもひびが発生するので、大きな地震が発生したら家の外壁をチェックしておくことをおすすめします。
紫外線を浴びると皮膚にシミができるように、家も紫外線によって色あせやくすみが発生します。
色あせた外壁は家全体を貧相に見せ、イメージダウンにつながります。
外壁の腐食を放置していると内部まで腐食が進むので、内部構造が腐食の被害を受ける前に再塗装を検討した方がよいでしょう。
塗装と壁の間に水分が入ると気化する際に膨らみ剥がれてしまうケースがあるので、膨らんでしまった部位は削って再塗装しなくてはなりません。
壁の表面に白い粉が出る場合があります。
これは外壁の防水効果が低下したときに起こる現象です。
このまま何もせずに放置していると内部に水が入り、建物が劣化する原因になります。
壁のひびやサッシ部分から水が入る場合は、併せて防水対策を行います。
外壁塗装に使う塗料
外壁塗装に使う塗料は、製品によって耐用年数が異なります。
広く使われているシリコン塗料は、汚れにくく耐久性があります。
コストパフォーマンスに優れ、水性タイプと油性タイプに分かれています。
シリコン塗料の耐久年数は7年から10年です。
フッ素塗料は耐久性があり、寒さや熱に強い性質を持ちます。
価格は他の塗料に比べて若干高めですが、耐久年数が12年から15年と長く高機能なので需要があります。
断熱機能と遮熱機能を持つ塗料は耐久年数が約15年で、結露を防ぎ防音効果も期待できます。